九州大学病院脳血管内科(第二内科・脳循環研究室)

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🎓 学位予備審査が行われました!(2026.8.31)本日、佐原 範之 先生(H23/2011年卒)の学位予備審査会が行われました✨テーマは「虚血性脳卒中患者における孤立性M2閉塞に対する血管内治療:傾向スコアマッチング解析」で、すでに論文...
31/08/2026

🎓 学位予備審査が行われました!(2026.8.31)

本日、佐原 範之 先生(H23/2011年卒)の学位予備審査会が行われました✨

テーマは
「虚血性脳卒中患者における孤立性M2閉塞に対する血管内治療:傾向スコアマッチング解析」
で、すでに論文もアクセプトされています🎉📄

Sahara N, et al.
Cerebrovascular Diseases Extra. 2026;16:161–170.
🔗 https://karger.com/cee/article/doi/10.1159/000552347

しっかりとご準備されていたことが伝わる、落ち着いたご発表でした👏
質疑では、本研究が今後の血管内治療にどのように役立つかなど、臨床に即した質問が多くありましたが、いずれも研究結果と臨床経験を踏まえて的確にご回答されていました💡

佐原先生、本当におつかれさまでした😊✨

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🧬 RNF213遺伝子変異は、頭蓋外の頸動脈病変にも関連する?高島正光先生、清原卓也先生らの研究成果が、Stroke に掲載されました!RNF213 p.R4810K は、もやもや病の感受性遺伝子として知られる遺伝子変異です。これまで、頭蓋...
27/08/2026

🧬 RNF213遺伝子変異は、頭蓋外の頸動脈病変にも関連する?

高島正光先生、清原卓也先生らの研究成果が、Stroke に掲載されました!

RNF213 p.R4810K は、もやもや病の感受性遺伝子として知られる遺伝子変異です。
これまで、頭蓋内動脈硬化性病変(intracranial atherosclerotic disease:ICAD)との関連が報告されてきましたが、頭蓋外頸動脈病変(extracranial carotid artery disease:ECAD)とも関連するのかは十分に分かっていませんでした。

今回、Fukuoka Stroke Registryに登録された急性虚血性脳卒中または一過性脳虚血発作(transient ischemic attack:TIA)患者を対象に、RNF213 p.R4810KとECADとの関連を検討しました。
最終解析対象は13,994例で、このうちRNF213 p.R4810K保有者は359例(2.6%)でした。

🔍 主な結果
✅ RNF213 p.R4810K保有者では、ECADを認める割合が高く、非保有者 15.4%に対して、保有者では21.7%でした。
✅ 年齢・性別、高血圧、糖尿病、脂質異常症などの血管危険因子に加え、ICADの有無を調整した後も、RNF213 p.R4810KはECADと独立して関連していました―調整オッズ比 1.69(95%信頼区間 1.29–2.22)
✅ この関連は、ICADを認めない患者でも、ICADを認める患者でも概ね同程度であり、ICADの有無による明らかな違いは認められませんでした。
✅ さらに、ECADが重症になるほどRNF213 p.R4810Kとの関連は強くなり、頸動脈閉塞ではオッズ比4.55と最も大きな関連を示しました。

🧠 この研究から分かったこと
RNF213 p.R4810Kに関連する血管病変は、これまで注目されてきた頭蓋内動脈だけでなく、頭蓋外の頸動脈にも及ぶ可能性が示されました。
また、頭蓋外頸動脈病変では、病変が重症であるほどRNF213 p.R4810Kとの関連が強いことも明らかになりました。

RNF213に関連する血管病変を、頭蓋内に限らず、より広い血管系の病態として捉える必要性を示す重要な研究です🧬✨

研究の流れを追いやすいように、2枚目以降に解説画像を添付しています。
論文とあわせて、ぜひご覧ください🔍✨

📖 Takashima M, Kiyohara T, et al.
Independent Association of RNF213 p.R4810K With Extracranial Carotid Artery Disease Beyond Intracranial Atherosclerosis.
Stroke. 2026.
https://www.ahajournals.org/doi/10.1161/STROKEAHA.126.055878

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🏥 2026年度 関連病院訪問① 永冨脳神経外科病院(2026.8.24)脳循環研究室では、毎週月曜のリサーチミーティングの時間に、関連病院の近況や先生方の経験症例をご発表いただく場を設けています🧠✨今年度も本日よりスタートし、トップバッタ...
24/08/2026

🏥 2026年度 関連病院訪問① 
永冨脳神経外科病院(2026.8.24)

脳循環研究室では、毎週月曜のリサーチミーティングの時間に、関連病院の近況や先生方の経験症例をご発表いただく場を設けています🧠✨
今年度も本日よりスタートし、トップバッターは大分市にある永冨脳神経外科病院でした!

永冨脳神経外科病院は、当研究室の湧川佳幸先生が院長を務められている関連病院です。
福岡県で専攻医となる場合、シーリング制度により県外病院での勤務が必要となることがありますが、当研究室ではその研修先の一つとして永冨脳神経外科病院があります。2024年度より専攻医の派遣が始まり、毎年度1〜2名程度の若手医師が研修を行っています。

まず、専攻医の西村勇哉先生からは、永冨脳神経外科病院での勤務内容についてご発表いただきました。
5か月間で多くのアンギオ(血管造影検査)症例を経験され、診断アンギオのみならず、血栓回収、頸動脈ステント留置術、コイル塞栓術など、幅広い手技に携わられていました👏
また、心原性脳塞栓症の治療中に発症した、心房細動に伴う急性上肢動脈閉塞の症例についてもご発表いただきました。脳梗塞だけでなく、全身の塞栓症や血管疾患を幅広く診る重要性を学ぶ貴重な機会となりました。

最後に湧川院長からは、専攻医の先生方にとっての永冨脳神経外科病院での研修の魅力についてお話しいただきました。
アンギオの経験を積めることはもちろん、湧川先生の手厚いご指導のもと、エコー検査や院内データを活用した臨床研究など、それぞれの関心に応じて自由に取り組める環境があることをご紹介いただきました📚

西村先生、湧川先生、お忙しい中、貴重なご発表を誠にありがとうございました🙇‍♀️✨

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🎉 入局決定!第7号!!!!!!!私たちの研究室に、今日も新しい仲間が加わりました👏✨7人目の入局です!研修医1年次から脳循環研究室に興味を持ってくれており、その熱意を持ち続けて入局を決めてくれました🤝関連病院の先生方のご指導のもと、堂々と...
05/08/2026

🎉 入局決定!第7号!!!!!!!

私たちの研究室に、今日も新しい仲間が加わりました👏✨
7人目の入局です!

研修医1年次から脳循環研究室に興味を持ってくれており、その熱意を持ち続けて入局を決めてくれました🤝
関連病院の先生方のご指導のもと、堂々と学会で発表されていた姿も印象的でした👍️

自治医科大学のご出身ですので、地域医療に貢献しながらの専攻医研修となりますが、一緒にがんばっていきましょう😊

新たなスタートを心から歓迎します!🙌

九大第二内科 脳循環研究室では、再来年度以降もフレッシュな人材を募集しています📣✨
ご興味のある研修医・医学生のみなさん、ぜひお気軽にご連絡ください👨‍⚕️📩👩‍⚕️

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🎉 入局決定!第6号!!!!!!私たちの研究室に、また新しい仲間が加わりました👏✨6人目の入局です!関連病院での研修を通じて、脳循環研究室の診療内容に興味をもってくれました🧠✨関連病院の先生方の温かい雰囲気も、入局の後押しになったようです。...
03/08/2026

🎉 入局決定!第6号!!!!!!

私たちの研究室に、また新しい仲間が加わりました👏✨
6人目の入局です!

関連病院での研修を通じて、脳循環研究室の診療内容に興味をもってくれました🧠✨
関連病院の先生方の温かい雰囲気も、入局の後押しになったようです。

2月の勉強会や、その後の勧誘を兼ねたお食事会でも、脳循環研究室のメンバーとすっかり打ち解けている様子が印象的でした😊

一緒に新しい一歩を踏み出しましょう!🙌

九大第二内科 脳循環研究室では、再来年度以降もフレッシュな人材を募集しています📣✨
ご興味のある研修医・医学生のみなさん、ぜひお気軽にご連絡ください👨‍⚕️📩👩‍⚕️

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📢 Case report掲載!昨年度、大学病院で病棟医員をつとめた矢崎 諒先生(脳循環代謝研究室)らの症例報告が、Neurology and Clinical Neuroscience に掲載されました!膀胱癌に対して、免疫チェックポイン...
31/07/2026

📢 Case report掲載!

昨年度、大学病院で病棟医員をつとめた矢崎 諒先生(脳循環代謝研究室)らの症例報告が、Neurology and Clinical Neuroscience に掲載されました!

膀胱癌に対して、免疫チェックポイント阻害薬である抗PD-1抗体(ペムブロリズマブ)による治療を受けていた80歳女性が、ST合剤(スルファメトキサゾール・トリメトプリム配合剤:TMP-SMX)の内服後に、高熱、頭痛、意識障害を伴う重症髄膜炎を繰り返した症例です🧠💊

髄液検査では好中球優位の著明な細胞数増加を認め、頭部MRIでは脳室炎(ventriculitis)様の所見を呈したことから、当初は細菌性髄膜炎が強く疑われました。

しかし、血液・髄液培養はいずれも陰性でした。詳しく経過を振り返ると、2回ともST合剤の内服後1~3時間で症状が出現していました🔍
原因薬の中止後には、ステロイドを使用せずに症状・髄液所見・画像所見が速やかに改善し、ST合剤による再発性薬剤性無菌性髄膜炎と診断されました。

薬剤性無菌性髄膜炎でも、まれに細菌性髄膜炎と区別が難しい重症の経過や、脳室炎様のMRI所見を呈することがあります。
培養陰性の髄膜炎では、薬剤歴と発症時期を丁寧に確認することの重要性を示した症例です📋

詳しくは添付画像および論文をご参照ください📄

📄 論文
Yazaki M, et al. Neurology and Clinical Neuroscience. 2026;1–4.
doi: 10.1002/ncn3.70151
https://doi.org/10.1002/ncn3.70151

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🎉 入局決定!第5号!!!!!私たちの研究室に、新しい仲間が加わりました👏✨5人目の入局です!当初からカテーテル治療に興味があり、関連病院での研修を通じて脳血管内治療に強く惹かれるものがあったようです🧠✨進路について迷う時期もあったようです...
22/07/2026

🎉 入局決定!第5号!!!!!

私たちの研究室に、新しい仲間が加わりました👏✨
5人目の入局です!

当初からカテーテル治療に興味があり、関連病院での研修を通じて脳血管内治療に強く惹かれるものがあったようです🧠✨
進路について迷う時期もあったようですが、関連病院の先生方の丁寧なご指導、そして熱心なお声かけ(手厚い勧誘⁉️)もあり、当研究室メンバーの温かさに触れる中で、入局を決断してくれました。

吾郷教授も満面の笑みです😊📸

これからの活躍を楽しみにしています!🙌

九大第二内科 脳循環研究室では、まだまだフレッシュな人材を募集しています📣✨
ご興味のある研修医・医学生のみなさん、ぜひお気軽にご連絡ください👨‍⚕️📩👩‍⚕️

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We are pleased to share our new publication in the Journal of Cerebral Blood Flow & Metabolism.Ferroptosis of microvascu...
07/07/2026

We are pleased to share our new publication in the Journal of Cerebral Blood Flow & Metabolism.

Ferroptosis of microvascular pericytes contributes to ischemia–reperfusion injury in mice

In this study, Hayato Takaki, Kuniyuki Nakamura, and colleagues investigated the role of ferroptosis in cerebral ischemia–reperfusion injury. Our findings suggest that microvascular pericytes are vulnerable to ferroptosis and may represent a potential therapeutic target in post-stroke tissue injury and repair.

We thank all co-authors and collaborators for their contributions.

Ferroptosis is an iron-dependent form of programmed cell death implicated in various pathological conditions. We investigated whether ferroptosis contributes to...

🧠 脳梗塞後の血管修復を支えるペリサイト鉄依存性細胞死「フェロトーシス」から守れるか?高木勇人先生らの研究成果が、Journal of Cerebral Blood Flow & Metabolism に掲載されました!脳梗塞では、詰まった...
06/07/2026

🧠 脳梗塞後の血管修復を支えるペリサイト
鉄依存性細胞死「フェロトーシス」から守れるか?

高木勇人先生らの研究成果が、Journal of Cerebral Blood Flow & Metabolism に掲載されました!
脳梗塞では、詰まった血管を再び開通させ、血流を戻す再開通療法(再灌流)が、神経細胞を救うために重要です。
一方で、血流が戻る過程では酸化ストレスが生じ、血管周囲の細胞にも障害が及ぶことがあります。

今回の研究では、脳の微小血管を支えるペリサイトが、フェロトーシス(鉄依存性細胞死)によって傷害されることが示されました。

🔬 ペリサイトとは?
ペリサイトは、血管内皮細胞の外側を包むように存在し、
・血液脳関門(Blood-Brain Barrier:BBB)の維持
・毛細血管レベルの血流調節
・梗塞後の組織修復
に関わる重要な細胞です。
本研究では、ペリサイトは内皮細胞と比べて、鉄を取り込みやすく、排出しにくい性質をもつことが示されました。
具体的には、鉄の取り込みに関わる Divalent Metal Transporter 1(DMT1)が高く、鉄の排出に関わる Ferroportin(FPN)が低いという特徴があり、その結果、Fe²⁺(二価鉄)が細胞内に蓄積しやすく、脂質過酸化を介してフェロトーシスが起こりやすい状態になると考えられます。

🧩 鉄はどこから来るのか?
脳梗塞では、神経線維を包む髄鞘が損傷し、myelin debris(髄鞘由来残骸)が生じます。
この myelin debris に含まれる Fe²⁺(二価鉄)がペリサイトに取り込まれ、細胞死を誘導する可能性が示されました。

💊 UAMC-3203の可能性
本研究では、マウスを用いた transient middle cerebral artery occlusion(tMCAO:一過性中大脳動脈閉塞)モデルで、フェロトーシス阻害剤 UAMC-3203 の効果が検討されました。
UAMC-3203は、発症早期の梗塞サイズを大きく減らす薬ではありませんでした。
一方で、梗塞後7日目には梗塞サイズの縮小がみられ、ペリサイト保護を介して亜急性期の組織修復を支える可能性が示されました。

📌 本研究のポイント
脳梗塞治療では「いかに早く血流を戻すか」が重要です。
しかし今後は、再灌流後に血管周囲の細胞をどう守るか、特にペリサイトをどう保護するかという視点も重要になるかもしれません。

今回は、基礎研究に馴染みのない方にも流れを追いやすいように、2枚目以降に解説画像を添付しています。
ペリサイトの役割、フェロトーシスの仕組み、髄鞘由来の Fe²⁺(二価鉄)、UAMC-3203の意義を順番に整理しています。
こちらもぜひご覧ください!

📝 論文
Takaki H, et al.
Journal of Cerebral Blood Flow & Metabolism. 2026.
https://doi.org/10.1177/0271678X261463955

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📢 Case report掲載!昨年度、大学病院で病棟医員をつとめた日髙壮意先生の症例報告が、Journal of Infection and Chemotherapyに掲載されました!副鼻腔・眼窩・頭蓋内へ進展した真菌感染症により、内頸動...
08/06/2026

📢 Case report掲載!

昨年度、大学病院で病棟医員をつとめた日髙壮意先生の症例報告が、Journal of Infection and Chemotherapyに掲載されました!

副鼻腔・眼窩・頭蓋内へ進展した真菌感染症により、内頸動脈閉塞と脳梗塞を来した症例です🧠
十分量の髄液培養が診断につながり、原因真菌の同定に繋がった教訓的な症例です🍄🔍️

詳しくは添付画像および論文をご参照ください📄

📄 論文
Hidaka M, et al. Journal of Infection and Chemotherapy.
doi: 10.1016/j.jiac.2026.103007
https://doi.org/10.1016/j.jiac.2026.103007

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