ピース・トレランス

ピース・トレランス 私たちは、みなさんの「地域で生きる」を応援します!地域生活応援隊として、障がいがあってもなくてもみなさんの地域生活に貢献していきたいと考えています。

ピース・トレランスは、みなさんと一緒に「多様性を認め合って、平和で寛容な地域づくり」を目指しています。
様々な福祉に関する上映会・講演会などの啓発活動やイベントを展開し、「知る」きっかけ作りを通じて「地域で生きる」を応援します!

30/08/2026

岡本多絵 さん

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8/28(土)、Eテレ「みんなの手話」講師、唯一私立の日本手話で教えるろう学校「明晴学園」教頭、手話語りなど多彩に活動されている 森田明さんの『森田明が語る 日本手話の教え方・考え方』講演会に吹上ホールへ行って来ました。

 盲ろう者の私としての文です。

 いつもは通訳介助員を頼んで講師の話を隣席で接近手話通訳してもらうのですが、今回は森田さんの豊かな手話表現を自分の目で見たい!とがんばって見ました。
 本当はミラーリング{講師の表情や手話を鏡のように(ミラー=鏡)そのまま手話通訳する事、通常の手話通訳は講師の話を要約して伝えたり、通訳者のクセが出る事があります。}をお願いしようかと思ったのですが経験がないし、森田さんの詩のような手話表現を直接見たいと思ったからです。

 すこし話が横道にそれますが、私は生まれつき声は聞こえるがなんて言っているかわからない「感音性難聴」でした。
 中学1年生まで住んでいたマンションの近くに千種ろう学校があり、毎朝マンションの横の道を手話でしゃべりながら登校する学生さん達を見ていました。ぺちゃくちゃと手で話す学生さん達。私もそれを使えば会話ができるようになるのだろうか。でも、家族や親戚や周りにろう者がいなく、聴者ばかりの世界で育ったので子ども心にどこか別世界のように感じてました。
 家の前のバス停から出る通学バスの中で、聴者が手話でおしゃべりをする学生達を指差して笑う光景も見ました。たかだか40年前ほどの話です。その頃はまだ差別があったのです。

 家の中でも家族の言っている事がわからないからいつも周りを伺っていてワンテンポ遅れていたような気がします。今みたいに字幕もなく、今思うと頭の中で言葉で考えるのではなく、ぼやーっとしていたような気がします。

 中学1年の時に尾張旭市に引っ越し、私の周りから手話が消えました。ずっと座って授業を受ける義務教育に骨抜きにされ手話を学ぼうと言う気力もなく、聴者の世界にどっぷり浸かって生きていました。

 その後、大人になってから生まれつきの難病から視力が下がり、口の動きや白い紙に書いた文字が見えなくなりました。
 そこから助けを求め自分でネットで探し、総合リハビリセンターで点字(と指点字)と白杖の使い方を学び、愛知盲ろう者友の会に入り、友の会の役員の計らいで健聴の通訳介助員にマンツーマンで手話を教えてもらいました。

 その時、手話には日本手話と日本語対応手話と2つある事を知らなかったのです。

 後に、日本語で話した順番に表す日本語対応手話と、ろう者の文化を取り入れた日本手話がある事を知ったのです。
 私には日本語対応手話で通訳する通訳介助員があてがわれている事も。
 盲ろう者の中には元々ろう者から目が見えなくなり盲ろうになった「ろうベースの盲ろう者」の方もたくさんおられます。
 通訳介助員の中にはろう者の通訳介助員もいます。
 ろう者、ろうベースの盲ろう者と触れ合ううちに手話をやるならば、手話の根源である日本手話を学ばなければならないのではないかと思いました。どんな事も、ルーツを尊重する事が大事だと思うのです。

 しかし、視力は下がり続けるので見られる範囲が限られている。見えるうちに眼張って(がんばって)見ています(笑)ろう者の豊かな手話表現をもっと見たかった。本当に豊かなんです。

(ちなみに盲ろう者に手話通訳する時は、その人の見え方に合わせた手話を使うので違う時もあります。)

 今の公立のろう学校では、日本手話ができない子が増えていると聞きます。手話ができない教師が教えているとも。
聴者に合わせられるように日本語対応手話(私が使っている手話)を学んだ方が良いという考え方、私のように日本語がしっかり頭に入っている人にはいいと思うのですが、色々な考え方があっていいと思うのですが、なんとなくもやもやしています…
 今はスマホアプリで字幕も増えたので時代が違うしね。

 話がだいぶ逸れましたが、手話言語条例があちこちで制定されてから「手話も日本語や英語と同じ、ひとつの言語である」と言われてきました。
 ヨーロッパの人が自国の言語を第一言語、英語を第二言語とする様に、ろう者にとっては日本手話が第一言語で日本語は英語と同じ第二言語である、という事が日本社会の仕組みや日本手話の成り立ちからよくわかりました。

 明晴学園に通う子ども達が「聞こえない事がかわいそうだとは思わない」「へ?なんでそんなこと言うの?」「聞こえない人も普通、聞こえる人も普通だよ!」と明るい顔ではっきり言う姿に胸が弾みました。
 もちろん私も自分の事を「かわいそう」だと思った事はないし、「かわいそうだなんて言わないで!」と言い返したのですが、少し虚勢を張っていた部分もあったのだと思います😂時代ですね。
 明晴学園の子ども達はなんというか、「ありのままの自分が好き❣️ 」という豊かな生きる泉みたいなのが伝わってくるのです。
 
 森田明さんが教鞭を取る明晴学園の「バイリンガル・バイカルチュラルろう教育」に関するお話や、日本手話の教え方に関するお話は、グラフや図を用いてしっかりした論理に基づいた説明してくださり、さながら大学の講義のよう。

ろう者には見えない物はない物と同じ、聴者は見えない物がある事を知っている(幽霊の話じゃないですよ)、ろう者の「見る世界」「生活」から日本手話が産まれている。面白いなと思いました。

 その他にも日本手話の読み取り体験など盛り沢山。
 2時間半では足りない位の内容でした。

 自分で見る!とは言ったものの、正直読み取れない手話もあったり、スクリーンの画面の切り替えが早くて、全部を理解できたかはわかりませんが、森田明さんに会えたことは素晴らしいことでした。

 私は入場時に優先して入れていただき、見やすい席を選びました。
 選ばせていただいたにも関わらず、舞台の照明や講師の立ち位置の関係で始まるまでわからない事も多いので(よくある事)、見えにくく、途中で席を下りて前の方で体育座りをして見ていたら、入れないはずの関係者席に入れていただき目の前で見る事ができました。
 本当にありがとうございました。
 
 森田さん、東京から素晴らしい講演をありがとうございました。
企画された千種区聴覚障害者福祉協会、実行委員の皆様、ありがとうございました。

 あとで気づいたけど、チケットに盲ろう者と書いてある❣️
 嬉しい。
 これから盲ろう者もどんどん外に出て行きましょう♪

PS 見えにくかったり、読みとれなかったりで間違いや足りない部分があったら、すみません。コメント欄を使って、自由に訂正してください。

第8回ごちゃまぜ運動会押富さん描いた風景はここにあったんだろうかMVPにはなんとっ! #ごちゃまぜ運動会  #バルーンパフォーマーヒロ  #生き続けるオッシー  #あさぴー  #キノコたち
31/05/2026

第8回ごちゃまぜ運動会
押富さん描いた風景はここにあったんだろうか
MVPにはなんとっ!

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