全国若手議員の会

全国若手議員の会 本会は若くして市区町村議会議員となった者たちが、
互いの思想・理念の相違とは次元を異にして、
共に地方自治を推進する者として協力していくも
Young Councilors Association of Japan

本会の会員は、39歳以下で初当選した45歳未満の市区町村議会議員(区議会議員)とする。但し、会員が年度中に45歳に達した場合は、その年度の終了まで会員としての資格を有するものとする。
2 本会の出身者で、首長、国会議員、都道府県議会議員となった者も会員となることができる。
3 本会の出身者で、議員失職中の者も会員となることができる。
4 会員は各ブロックに所属するものとする。

【熊本県で発生した地震について】このたび熊本県で発生した地震により、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。現在も被害の全容は明らかになっておらず、余震も続いています。被災地域の皆様の安全と、一日も早い復旧・復興を心よりお祈り申し上げま...
29/07/2026

【熊本県で発生した地震について】

このたび熊本県で発生した地震により、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。

現在も被害の全容は明らかになっておらず、余震も続いています。被災地域の皆様の安全と、一日も早い復旧・復興を心よりお祈り申し上げます。

熊本県内では、全国若手議員の会の仲間たちが、地域の状況把握や住民への情報提供など、それぞれの立場で対応にあたっています。困難な状況の中、地域のために行動する会員の皆様に心より敬意を表します。

全国若手議員の会としても、現地会員と連絡を取りながら状況把握に努め、今後の状況や現地からの要請を踏まえ、私たちにできることを検討してまいります。

全国の会員の皆様におかれましては、情報を発信・共有される際には、自治体や関係機関などの正確な情報をご確認いただき、未確認情報の拡散防止にもご協力をお願いいたします。

被災された皆様に一日も早く平穏な日常が戻りますことを心より願っております。

全国若手議員の会

【全国研修会報告】「小さな自治体がなぜ球団誘致に至ったのか ~小さなまちの未来への挑戦~講師:北広島市 副市長 川村裕樹氏全国若手議員の会UPs主催の研修会で、北海道北広島市の副市長・川村裕樹氏をお招きし、北海道日本ハムファイターズの本拠地...
27/07/2026

【全国研修会報告】
「小さな自治体がなぜ球団誘致に至ったのか ~小さなまちの未来への挑戦~
講師:北広島市 副市長 川村裕樹氏

全国若手議員の会UPs主催の研修会で、北海道北広島市の副市長・川村裕樹氏をお招きし、北海道日本ハムファイターズの本拠地「北海道ボールパークFビレッジ」の誘致・整備について、その舞台裏をお話しいただきました。

人口約6万人、高齢化率約40%という、決して恵まれた条件とは言えない自治体が、なぜ全国から注目されるまちづくりを実現できたのか。その背景には、「前例にとらわれない挑戦」と「行政の発想転換」がありました。

Fビレッジが整備された土地は、50年以上前から都市公園として計画されながら、一度も事業化されずに残されていた場所でした。その未利用地を「未来への投資」と捉え直し、プロ野球球団とともに新たなまちづくりへと転換したことが、現在の大きな成功につながっています。

講演で特に印象に残ったのは、「最初にすべてを決めないまちづくり」という考え方です。

一般的な行政計画では、完成形を最初に描き、計画どおりに事業を進めることが多くあります。しかし北広島市では、エリア全体をいくつかのフェーズに分け、その時代の社会情勢やニーズ、民間企業からの提案を取り入れながら、段階的にまちを成長させる手法を採用しました。

その結果、当初は想定していなかった大学の進出やホテル建設、新駅整備、高層マンションの建設などが実現し、単なる野球場ではなく、「住む・学ぶ・働く・遊ぶ」が一体となった新しい都市空間へと発展しています。

変化のスピードが速い時代だからこそ、「最初からすべてを決める」のではなく、「未来に選択肢を残す」計画づくりの重要性を改めて実感しました。

また、官民連携の在り方についても多くの学びがありました。

土地は市が所有しながら、建物は民設民営とすることで、民間の創造力やスピードを最大限に生かしています。構想段階からネーミングライツを認めるなど、従来の行政にはなかった柔軟な発想も印象的でした。

一方で、環境保護団体や地域住民から反対の声もありましたが、川村副市長は「反対する人が『仕方ない』と思えるまで説明を続けることが大切」と話されました。その結果、かつての反対者が現在では「応援する会」を立ち上げるまでになったというエピソードは、合意形成の本質を示すものだったと感じます。

さらに、キャッシュレス化への対応、高齢者向けのスマホ・決済教室、防災機能の強化、子どもを中心とした施策、広域自治体との連携など、ボールパークを核としながら地域全体の価値を高める様々な取組も紹介されました。

年間の経済波及効果は約500億円に及び、ふるさと納税の増加など財政面でも成果を上げています。しかし、川村副市長が強調されたのは、「経済効果だけではなく、社会的価値を生み出すこと」であり、その考え方は地方創生に取り組む自治体にとって非常に参考になるものでした。

講演の最後に語られた「行政も稼ぐ時代へ。コストセンターではなくプロフィットセンターへ」という言葉は、多くの参加者の印象に残ったのではないでしょうか。

人口減少や少子高齢化が進む中、地方自治体には従来の延長線上ではない新しい発想が求められています。北広島市の挑戦は、単なる球場誘致の成功事例ではなく、「行政はどう地域の未来を描くべきか」という本質的な問いを投げかける内容でした。

全国若手議員の会では、今後も全国各地の先進事例を学び、それぞれの地域で活かせる政策やまちづくりのヒントを共有してまいります。

#全国若手議員の会 #北広島市 #北海道日本ハムファイターズ

全国若手議員の会UPs主催ので、イチニ株式会社(選挙ドットコム)代表取締役の高畑卓社長を講師にお迎えし、「ネット選挙対策勉強会~最新動向・SNSリスク管理~」をテーマに研修会を開催しました。高畑社長は、政治とインターネットの関係を長年研究・...
25/07/2026

全国若手議員の会UPs主催ので、イチニ株式会社(選挙ドットコム)代表取締役の高畑卓社長を講師にお迎えし、「ネット選挙対策勉強会~最新動向・SNSリスク管理~」をテーマに研修会を開催しました。

高畑社長は、政治とインターネットの関係を長年研究・実践されてきた第一人者です。今回は、単なるSNSの活用方法ではなく、デジタル時代における政治家・議員の情報発信や、有権者とのコミュニケーションのあり方について、多くの示唆をいただきました。

講義では、近年のメディア環境の変化について詳しく解説いただきました。若い世代を中心に情報収集の手段がテレビからYouTubeやSNSへと大きく移り変わり、動画プラットフォームやショート動画が政治に関する情報を得る重要な入口となっていること、さらに、発信者本人だけでなく、第三者による切り抜き動画や解説動画が大きな影響力を持つ時代になっていることなど、豊富なデータを交えながら説明していただきました。

また、「情報を発信すること」だけではなく、「共感を生み、対話を重ね、応援してくれる人を増やすこと」が重要であるというお話も非常に印象的でした。SNSは一方的な広報の場ではなく、有権者との信頼関係を築くためのコミュニケーションツールであるという考え方は、今後の議員活動においても大変参考になる内容でした。

さらに、ブログや動画のタイトルの付け方、検索されやすいキーワードの考え方、地域のニーズを踏まえた情報発信、YouTubeやSNS広告の活用方法、さらには誹謗中傷やデマへの対応、炎上リスクへの備えなど、実践的な内容についても詳しく学ぶことができました。

今回の研修は少人数での開催となったこともあり、質疑応答では参加者それぞれの疑問に対して丁寧にご回答いただき、講演後の懇親会でも活発な意見交換を行うことができました。参加者にとっては、第一線で活躍される専門家から直接アドバイスを受けられる、大変貴重な機会となりました。

全国若手議員の会では、このように各分野の第一人者を講師としてお招きし、会員が実践的な知識や最新の動向を学べる研修を全国各地で開催しています。

地方議員を取り巻く環境は大きく変化しています。その変化を正しく理解し、それぞれの地域で住民の皆様とのより良いコミュニケーションにつなげられるよう、これからも全国の仲間とともに学び続けてまいります。

ご講演いただきました高畑卓社長、そして研修の開催にご尽力いただいたUPsの皆様に、心より感謝申し上げます。

#全国若手議員の会 #東海若手議員の会 #研修会 #選挙ドットコム

【全国研修報告|人口減少時代に地域を支える「セコマ」の挑戦】全国若手議員の会UPsの研修で、株式会社セコマ(セイコーマート)の丸谷智保代表取締役社長より、「人口減少社会における地域密着経営」について講演をいただきました。セコマは北海道を中心...
24/07/2026

【全国研修報告|人口減少時代に地域を支える「セコマ」の挑戦】

全国若手議員の会UPsの研修で、株式会社セコマ(セイコーマート)の丸谷智保代表取締役社長より、「人口減少社会における地域密着経営」について講演をいただきました。

セコマは北海道を中心に1,239店舗を展開し、179自治体のうち175自治体に出店しています。都市部だけでなく、離島や人口1,000人前後の地域にも店舗を構え、「地域の暮らしを守るインフラ」としての役割を果たしています。

講演の中で最も印象に残ったのは、丸谷社長の
「人口減少は止めようがない。それを受け止めて、どう対応するかを考える。」
という言葉でした。
人口減少を前提に、地域の生活を維持するために何ができるのか。その答えとしてセコマは、単なるコンビニチェーンではなく、「食品サプライチェーン経営企業」として、食材の生産から加工、物流、販売までを一体で構築しています。

自社農場で年間2,200トンの野菜を生産し、契約農家とは市場価格に左右されない価格で取引を行うことで、生産者と消費者の双方を支える仕組みを築いています。また、北海道産の食材を活用した商品開発を進め、地域資源を地域の価値へと変えています。

特に興味深かったのが、人口の少ない地域への出店事例です。
紋別市上渚滑地区では、人口約900人、高齢化率40%という地域で唯一のスーパーが閉店しました。そこで地域住民が期成会を立ち上げ、600万円を集めて土地を取得し、市へ寄付。市も建設費を助成するなど、行政・地域・企業が一体となって店舗を整備しました。
さらに、イートインスペースを冬場のバス待合所として活用するなど、地域の実情に合わせた工夫も取り入れられています。

セコマも「人口が少ないからできない」と結論付けるのではなく、「どうすれば地域とともに継続できるか」を考え、品ぞろえや営業時間を地域ニーズに合わせて調整した結果、黒字経営を実現したそうです。

丸谷社長は、
「『赤字覚悟で地域貢献』では長続きしない。地域とともに歩み続けるためには、持続可能な形で事業を続けることが本当の地域貢献だ。」
と語られました。
この考え方は、全国の地方自治体に共通する課題である買物弱者対策や地域交通、地域コミュニティの維持を考える上で、大変参考になるものでした。

また、防災への取り組みも非常に印象的でした。
2018年の北海道胆振東部地震によるブラックアウトでは、多くの店舗が営業できなくなる中、セコマは車両から電源を確保する仕組みを全店舗に備えていたため、いち早く営業を再開しました。

さらに、自家発電設備を備えた物流センターや約48,000リットルの燃料備蓄、自治体との災害協定、さらには「防災担当者同士が携帯電話番号を交換し、避難所ごとの必要物資を直接やり取りできる関係を築くことが重要」という実践的なお話は、行政に携わる私たちにとって非常に示唆に富む内容でした。

物流を単なる配送ではなく、「地域の命を支えるインフラ」と位置付ける姿勢は、防災・減災を考える上でも大きな学びとなりました。

全国の自治体では人口減少や高齢化が進み、地域の商店やスーパーの閉店、物流の維持、災害時の物資供給など、多くの課題を抱えています。

だからこそ今回の講演は、「企業だからできること」と「行政だからできること」を切り分けるのではなく、地域・企業・行政がそれぞれの強みを生かしながら連携していく重要性を改めて考えさせられる研修となりました。

全国若手議員の会では、今後も全国各地の先進事例を学び、それぞれの地域へ持ち帰り、地域課題の解決につなげていきたいと思います。

#全国若手議員の会
#セコマ
#地方創生

【札幌ドーム再生に学ぶ ― 「夢を、再び動かす」挑戦】全国若手議員の会 UPsの研修で、株式会社札幌ドーム代表取締役の阿部晃士氏による講演を受講しました。阿部社長は、JTBで香港やオーストラリアなど海外勤務を経験し、香港では大規模デモ、オー...
23/07/2026

【札幌ドーム再生に学ぶ ― 「夢を、再び動かす」挑戦】

全国若手議員の会 UPsの研修で、株式会社札幌ドーム代表取締役の阿部晃士氏による講演を受講しました。

阿部社長は、JTBで香港やオーストラリアなど海外勤務を経験し、香港では大規模デモ、オーストラリアでは世界でも有数の長期ロックダウンという、観光業にとって未曽有の危機を最前線で乗り越えてこられた方です。そのたびに「今ある環境で何ができるか」を社員とともに考え、組織を存続させてきた経験が、現在の札幌ドーム再生にも生かされています。

2025年、北海道日本ハムファイターズの本拠地移転により厳しい経営状況に置かれた札幌ドームの社長就任を打診された際、相談した相手は全員が反対したそうです。それでも、「札幌で育った自分が、地元に恩返しをしたい」という強い思いから就任を決断。さらに、JTBからの出向という立場でありながら、就任会見を終えたその日に退職届を提出し、自ら退路を断って再建に挑んだというエピソードは、大変印象的でした。

札幌ドームは、世界唯一のホヴァリングサッカーステージを備え、野球・サッカー・ラグビー・コンサート・スキー大会まで開催できる、日本を代表する全天候型多目的施設です。しかし、主力コンテンツを失った後は、「この施設をどう生かすか」が大きな課題となりました。

阿部社長が最初に着手したのは、施設ではなく組織の改革でした。

社員全員とのミーティングを重ね、オフィスのパーテーションを撤去して風通しの良い職場へ。朝礼を復活させ、「Dreams Move Again(夢を、再び動かす)」というスローガンを掲げ、ドーム建設当時の熱い思いをもう一度取り戻そうと呼びかけました。

そして、社員が自ら「すべてはお客様の声から始まる」という言葉を職場に掲げるようになったというお話からは、組織文化が着実に変わり始めていることが伝わってきました。

また、講演では「スポーツ施設」という固定概念にとらわれない発想が数多く紹介されました。

・企業向けMICE(国際会議・展示会等)の積極誘致
・Eスポーツ世界大会の開催
・展望台を活用したナイトヨガ
・ドーム内でのサバイバルゲーム
・広大な敷地を活用したスノーパーク
・飲食事業や旅行事業、教育事業への参入
・ドローンスクールの開設

どれも「今ある施設を、違う角度から見る」という発想から生まれた事業です。

さらに印象に残ったのは、「札幌ドームだけが利益を上げればいいのではない」という考え方でした。

コンサートやイベントを開催することで、札幌市内や北海道内に一泊でも多く滞在してもらい、宿泊・飲食・観光へと経済効果を波及させる。その結果、2025年度上半期だけでも約82億円の経済波及効果を生み出したとのことです。

公共施設は単独で収支を考えるだけではなく、地域全体の活性化につなげる「地域経営」の視点が重要であることを改めて感じました。

講演の最後に阿部社長は、「これからの日本は人口減少が進み、新しいアリーナや大型施設を次々につくる時代ではない。だからこそ、今ある施設をどう活用するかが重要になる」と話されました。

この言葉は、全国の自治体にとって共通する課題ではないでしょうか。

私たち若手議員も、公共施設を「維持するか、廃止するか」という二択だけで考えるのではなく、「どうすれば新しい価値を生み出せるのか」「地域の居場所としてどのような役割を果たせるのか」という視点を持つことが求められています。

今回の講演は、単なるドーム経営の話ではなく、危機に直面した組織をどう立て直し、地域の未来につなげていくかという、地方自治にも通じる多くの示唆をいただく機会となりました。

全国若手議員の会としても、このような先進的な取り組みを学び合い、それぞれの地域で実践につなげていきたいと思います。

【活動報告】自治体DXとLINE活用の「その先」を学ぶ研鑽の場を開催!全国若手議員の会 DX部会主催で、先進的な地域課題解決に向けた研修会・講演会を開催いたしました。今回は、多くの自治体が導入を進めている「自治体LINE公式アカウントの活用...
21/07/2026

【活動報告】自治体DXとLINE活用の「その先」を学ぶ研鑽の場を開催!
全国若手議員の会 DX部会主催で、先進的な地域課題解決に向けた研修会・講演会を開催いたしました。
今回は、多くの自治体が導入を進めている「自治体LINE公式アカウントの活用」をテーマに、先行自治体での取り組みや、今現場が直面している課題と未来の展望について熱いディスカッションが行われました。
人口13万人に対し約10万人が登録(登録率約8割)している座間市や、人口8万2,000人に対し11万2,000人以上の登録数を誇る長岡京市など、先進事例を持つ自治体関係者・議員も交え、リアルな課題と解決策が共有されました。

1. 「見守り連携」を通じた高齢者フォローとデジタル格差の解消
コロナ禍をきっかけに高齢者のLINE登録自体は進んだものの、その後のフォローや使い方のサポートには行政の人手不足という壁があります。
そこで提示されたのが、LINEを通じた高齢者の「見守りシステム」です。高齢者の状況をご家族(子ども世代)に届ける仕組みを作ることで、家族間での温かいコミュニケーションとともに、自然な使い方レクチャーが生まれるという「行政だけに頼らないデジタルデバイド対策」の重要性が語られました。

2. 「多機能化の罠」を突破する、生成AIを活用したUI/UXの進化
道路損傷通報やごみ収集案内など、住民の利便性を高めるために機能を詰め込むほどメニューが複雑化し、住民が「目的の機能にたどり着けない(迷子になる)」という課題が各地で起きています。
これに対し、ユーザー属性に応じた画面の最適化に加え、今後はChatGPTのような「生成AIを活用した対話型システム」への転換が鍵となります。「探させる」のではなく「雑に話しかけてもAIが意図を汲み取って答えてくれる」未来の自治体コミュニケーションの姿が見えてきました。

今後に向けて
人口規模や地域特性が違っても、住民の暮らしを便利にするための「人に優しいデジタル化」という目指すべき方向性は共通しています。
全国若手議員の会では、今後も単なるツールの導入にとどまらず、住民の皆様の生活に本質的に寄り添う行政DXのあり方を追求し、各自治体での政策提言に活かしてまいります!

#全国若手議員の会 #デジタルデバイド #地方自治 #政策研究

【「人口減少時代を生き残る自治体DX」とは? 先進事例から学ぶ、私たちが今取り組むべき『AIレディ』なデータ整備】​全国若手議員の会 DX部会主催の研修会を開催しました。​「民間企業と自治体のDXは何が違うのか?」「なぜ今、データクレンジン...
18/07/2026

【「人口減少時代を生き残る自治体DX」とは? 先進事例から学ぶ、私たちが今取り組むべき『AIレディ』なデータ整備】
​全国若手議員の会 DX部会主催の研修会を開催しました。
​「民間企業と自治体のDXは何が違うのか?」
「なぜ今、データクレンジングや共通語彙基盤が重要なのか?」
​こうした、地方議員がそれぞれの現場で抱くリアルな疑問に対し、今後の地方政治の舵取りに直結する重要な視点をいただきましたので、会員の皆様への共有を兼ねてご報告いたします。

​1. 「攻めの民間」と「守りの自治体」— DXの本質はサービスの維持
​民間企業のDXは、売上拡大や新たなビジネス創出、あるいは人件費削減といった「攻め」の文脈で語られがちです。しかし、自治体DXの本質は異なります。
​これから確実に直面する「人口減少(スマートシュリンク)」。特に予算や人員に限りのある小規模自治体にとって、今後の最重要課題は「新しいサービスを作ること」ではなく、**【今の行政サービスレベルを維持すること】**にあります。
​一見、地味に思えるかもしれません。しかし、これまでの行政サービスすら保てなくなる未来がすぐそこに迫っているからこそ、業務を効率化し、基盤を維持するための「守りのDX」が不可欠なのです。

​2. 生成AI時代に求められる「AIレディ(AI Ready)」なデータ整備
​今や日常に溶け込みつつある生成AI。これを自治体の業務や住民サービスに活かすための最大の鍵は、AIの導入そのものではなく、その手前にある「データの扱い方(1次データ)」にありました。
​行政の現場では、いまだに「紙に印刷すること」を前提としたExcelデータ(セルの結合、文字間の不自然なスペース、グラフの混在)が多く存在します。これらは、AIにとっては非常に読み取りにくい「ノイズ」になってしまいます。
​これからは、AIが迷わず処理できるフォーマット(機械判読可能な生前データ)で作成・公開する【AIレディ(AI Ready)】な環境作りを、私たち自治体側が意識的に進めていかなければなりません。

​3. 「地方自治」の壁を越える、若手議員のボトムアップの力
​「それほど大事なデータ整備なら、国(デジタル庁)が音頭をとって全国一律のシステムを作ればいいのではないか?」――。
当然、そんな疑問も浮かびます。国がトップダウンでシステムを決定していく国(韓国など)もありますが、日本には「地方自治法」があり、それぞれの地域が独自の政策を行える仕組み(地方自治)があります。
​これは地域の特色やシビックプライドを育む源泉である一方、国が一律でシステムを強制することを難しくしている背景でもあります。
​だからこそ、国にすべてを依存するのではなく、志ある自治体がモデルケース(一歩先行くサービス)を自ら作り、その実績を引っ提げて国から予算や支援を引っ張ってくる。そんな「ボトムアップの知恵と行動力」が、今まさに私たち地方議員に問われています。

​バックキャスティング(未来逆算型)で10年・20年先の未来を見据えながらも、現場では目の前の課題に追われてしまう――。これは全国の多くの若手議員が共通して抱える葛藤ではないでしょうか。
​しかし、一見地味に見える「データの標準化」や「Excelの作り方の見直し」「メタデータの正しい登録」といった日々の小さな改善の積み重ねこそが、未来の行政サービスを支える頑強なインフラになります。
​全国若手議員の会としても、この「AIレディな自治体づくり」を各地域でどう実装していけるか、今後の勉強会や政策議論を通じてさらに深掘りし、全国の自治体へ横展開していきたいと考えています。

​ #全国若手議員の会 #地方自治 #地方議員 #オープンデータ

【活動報告:教育DXの最先端、福岡市の「教育データ連携基盤」を学ぶ研修会を開催】全国若手議員の会 DX部会主催の研修会において「教育DX」をテーマにした先進事例研修会を開催いたしました。今回は、教育データ活用の分野で全国をリードする福岡市の...
17/07/2026

【活動報告:教育DXの最先端、福岡市の「教育データ連携基盤」を学ぶ研修会を開催】

全国若手議員の会 DX部会主催の研修会において「教育DX」をテーマにした先進事例研修会を開催いたしました。
今回は、教育データ活用の分野で全国をリードする福岡市の取り組みに焦点を当て、教育ICT推進課の長田氏をはじめとする皆様より、現在構築を進めている「教育データ連携基盤」の具体的な仕組みと運用の実際についてご講話をいただきました。
福岡市では、約13万人の子供たちと約8,000人の教職員を支えるため、スタディログ(学習履歴)、ライフログ(出欠・心の健康観察)、アシストログ(生徒指導記録)といった多角的なデータを一元化するシステムを構築しています。
研修では、実際に開発中の「ダッシュボード」の画面を交えながら、以下のような極めて実践的な機能についてご紹介いただきました。
・子供たちが端末に入力した振り返り(理解度や楽しさ)の可視化
・2つのデータ軸を掛け合わせ、効果的な支援の判断材料とする「相関分析」
・ 3日連続の不調申告や理解度の低下を自動で検知し、多忙な教員の気づきを支える「アラート機能」
・保健室の来室記録が登録される「校務支援システム」とのデータ連携
令和5年度からの2年間にわたるプロトタイプ検証を経て、昨年度に本構築を完了し、今年度(令和8年度)は14のモデル校での試験運用を実施。そして来年度(令和9年度)には全230校での本格運用を目指すという、スピーディーかつ着実なロードマップは、参加した若手議員にとっても大きな衝撃と学びとなりました。
端末のクラウド統合や校務支援システムのクラウド化など、教育委員会が一丸となってグランドデザインを描き、様々な施策を組み合わせて進めることの重要性を改めて痛感する内容でした。
データ連携の本質は、データを集めることそれ自体ではなく、教員の「感覚的な見取り」をテクノロジーで補完し、教員が「子供たちと向き合う時間」を最大化することにあります。今回得られた最先端の知見を、会員それぞれが地元の地域課題の解決と教育DXの推進に活かしてまいります。
ご多忙のなか、貴重なご講話をいただきました講師の皆様、そしてご参加いただいた会員の皆様に心より感謝申し上げます。

#全国若手議員の会 #若手議員 #教育データ連携基盤

【フランス若手議員の会AJEFとの交流報告】昨年11月、平野貴之会長がフランスを訪問し、フランス若手議員の会 Association des Jeunes Élus de France (AJEF) のイベント(コングレス)に参加しました。...
28/06/2026

【フランス若手議員の会AJEFとの交流報告】
昨年11月、平野貴之会長がフランスを訪問し、フランス若手議員の会 Association des Jeunes Élus de France (AJEF) のイベント(コングレス)に参加しました。
全国若手議員の会会長就任にあたり、「海外にも同じような若手議員のネットワークがあるのではないか」と関心を持ち、調べたことが今回の訪問のきっかけです。
現地では、AJEF会長の Florent Rossi 氏をはじめ、多くの若手議員の皆さんと交流する機会をいただきました。会の冒頭では日本からの参加者として紹介していただき、温かい拍手で迎えていただいたことが印象に残っています。
当日は、15歳以下の未成年によるSNS利用規制をテーマに、有識者や議員による活発な議論が行われていました。フランス語での進行でしたが、翻訳アプリを活用しながら理解に努め、フランス社会が抱える課題意識にも触れることができました。
また、イベント後の交流会やその後の意見交換を通じて、フランスの地方自治制度や若手議員を取り巻く政治文化についても多く学ぶことができました。
特に、Biarritz の若手議員ラファエル氏をはじめ、現地メンバーとの個人的なつながりも生まれたことは、今後の日仏の若手議員交流を進めていくうえで大きな財産だと感じています。
2026年10月には、日仏自治体交流会議 がフランス・Cannes で開催予定です。こうした機会も活用しながら、全国若手議員の会としても国際的なネットワークを広げていければと考えています。
今回の訪問を一つのきっかけとして、今後も地方議会の国際交流と相互理解を深めていきたいと思います。
#全国若手議員の会

#日仏交流
#地方議会
#国際交流

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