14/08/2026
#8月15日 は「 #終戦の日 」です。
1945年8月14日、終戦の詔勅への署名が行われ、翌15日の正午、昭和天皇による玉音放送によって、ポツダム宣言を受諾し降伏したことが国民に伝えられました。
これに基づき8月15日は「終戦の日」と認識されており、1982年に「戦没者を追悼し平和を祈念する日」とすることが閣議決定されています。
ただし、アメリカ合衆国などでは、日本が降伏文書に調印した9月2日を対日戦争記念日としています。
北海道立文書館では、役場や学校の日誌を何点か所蔵していますが、その中から、8月15日の記事があるものを紹介しましょう(〔 〕内は請求記号)。
なお、体裁(字下げなど)は再現していませんが、改行を「/」で示しました。また、人名は○に置き換えています。
◎船泊村『日誌 昭和二十年』〔A50/79〕
【8月14日】
昼間記事
村長、○○中尉、○○分会長、○○書記一行、西上泊部落○○○○戦病死ノ報ニ接シ遺家族弔問ス(中略)
当直記事
二十三時二十八分西部海面警戒警報発令
十五日二時十五分解除(下略)
【8月15日】
昼間記事
村長、○○書記補 出張出発。
当直記事
異状ナシ
◎北海道庁立函館中学校『教務日誌 昭和二十年~昭和二十五年』〔A14-3/139〕
【8月15日】
一、朝礼 宮城遙拝 青柳校々庭
一、函館八幡宮参拝、午前八時二十分/参拝学年 一年全部 二ノ一、二ノ五
一、本日正午重大放送行はる。/昨八月一四日渙発アラセラレタルポツダム宣言受諾ニ関スル詔書ノ玉音ヲ拝聴シ奉ル悲涙極マリナシ
【8月16日】
本日職員会礼時ニ学校長職員ニ訓示
①一昨昨日 御渙発アラセラレタル御詔書ニ就イテ
(イ)職員トシテノ精神ノ在リ方
(ロ)御詔書ノ御内容
(ハ)学徒ヘ対スル諸注意事項ニ就イテ/オ話シアリ(主ニ授業上ノ注意)
一、朝礼 宮城遙拝
一、詔書奉読敷挙行/①君が代奉唱 ②詔書奉読 ③学校長訓話
訓話大要/御聖旨ノ謹輪ト学徒ノ心構ヘニ付イテ
一、職員会食日
◎恵庭村立松鶴国民学校『学校日誌 昭和二十年度』〔A50/617〕
【8月13日】
記事
戦時教育令ニ基キ教育実施打合セ会ニ学校長出席 於役場 午後二時ヨリ
【8月14日】
記事
・全職員登校 教育実施打合会事項伝達
・午前九時廿分警戒警報発令 同公事三十分解除ス
・校長先生執務
当直記事
御影御異状ヲ拝セズ
宿直異状ナシ
【8月15日】
記事
○正后、天皇陛下玉音放送 儀有隊員、部落民職員室ニテ聴取ス
・大東亜戦争終結ス
当直記事
御影御異状ヲ拝セズ
宿直異状ナシ
◎帯広市明星国民学校『学校日誌 昭和二十年度』〔A50/705〕
【8月15日】
記事
(看護)/異常無し
(日直)
一、終戦大詔拝聴 四年以上
一、市葬
(宿直)
一、奉安殿/異常ナシ
(下略)
【8月16日】
記事
(看護)/異状なし
(日直)
一、職員会議三時半より
一、五年以上畠の草取作業
一、戸締りその他異状なし
(宿直)
一、奉安殿/異状なし
(下略)
◎小清水村立日新国民学校『学校日誌』〔A50/616〕
【8月14日】
記事
自家学習 四年以下
一、坑木積作業ニ出動 高等科男子/自午前八時半 至午后三時半/正味作業時間 五時間/台車六台車 出席数一八名/教頭先生引率セラル
一、熊部隊農事班(労力援助/カブ畠ノ除草(初五六年高女子)/自午前九時半 至午后二時迄/正味作業時間 三時間半/二町 出動数 六一名/学校長 ○○先生
【8月15日】
一、高等科男子坑木積作業ニ出動ス/自午前十時至午后二時 大型一台/○○先生引率ス 十三名
一、高等科女子○○○○○氏稗ノ根草取ニ出動ス/二時間半/自午前九時至十一時、九名/校長先生引率セラル
一、詔書渙発アラセラル(十二時御放送)(四国ノ共同宣言受諾)
玉音放送について、単に事実を書いているもの、感情的な言葉を添えているもの、全く触れていないものなど、業務日誌であっても違いがあることがわかりました。
なお、学校日誌で戦時中の記事を見てみると、当時の生徒・児童は、ガラス飛散防止の紙貼り、防空壕用木材の皮剥き、イタドリ(煙草の代用品)の採取、勤労動員、戦技訓練、空襲を避けるための校舎擬装などに忙しく、勉強する時間があまりなかったことがうかがえます。