09/03/2026
【国指定重要文化財にも指定された近代建築の邸宅】
唐津城の本丸西南、玄界灘を臨む約2,300坪もの広大な敷地に、その邸宅は静かに佇んでいます。
かつて炭鉱王と称えられた、杵島(きしま)炭鉱の主・高取伊好(たかとりこれよし)。彼が情熱を注いで築き上げた〈旧高取邸〉は、近代日本の繁栄と美意識を今に伝える貴重な遺構です。
1994(平成6)年から1995(平成7)年にかけて実施された国の近代和風建築総合調査により、その重要性が再確認されました。
これを受け、1998(平成10)年12月には「国指定重要文化財」に指定されました。名実ともに日本を代表する近代和風建築の一つとして守り続けられています。
和風を基調としながら、洋間を持つ「和洋折衷」の構成が旧高取邸の大きな特徴です。特に、大広間に突如として現れる「能舞台」の存在は目を引きます。
邸宅の中に能舞台を設けるという大胆かつ稀有な意匠からは、かつての輝かしい時代背景が、ありありと思い起こされます。
随所に散りばめられた意匠の美しさもまた、魅力に満ちています。
京都円山四条派の絵師・水野香圃(みずのこうほ)の手による72枚の杉戸絵には、四季折々の草花や中国の故事が繊細に描かれています。
また、欄間の精巧な透かし彫りや、上品に輝く七宝焼の引手金具など、細部にまで高取伊好のこだわりが息づいています。
時を経ても色褪せることのない、静謐で気品あふれる建築美。 唐津の歴史とともに歩んできたこの特別な空間を、ぜひ現地でゆっくりとご体感ください。
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📍旧高取邸
住 所 |佐賀県唐津市北城内5-40
電 話 |0955-75-0289 (唐津市文化事業団)
営業時間|9:30~17:00(最終入館は16:30)
休館日 |月(月が祝日の時は開館、翌日休館)・12/29〜1/3まで
料 金 |料金 一般(15歳以上)1人520円、小・中学生 1人260円
駐車場 |あり
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